わたしはどうにもこうにも剛毛な方で、多感な思春期の頃はムダ毛にずいぶん悩みました。それでも実家では親の目があるので恥ずかしくて、特になんらの対策も取れなかったのですが、大学に入って下宿をはじめたころに、思い切って脱毛器を購入してみたのです。
バイトをはじめたばかりでお金がなかったので、家庭用の脱毛器をあれこれと検索してみて、中でもかなりお安い1万円くらいのものを買いました。その脱毛器は、毛抜きのようなパーツで毛を挟んで毛根を焼くという方式でした。
その毛抜き部分はストッパー式で、このストッパーがとっても硬くて...。
一本焼くのに20秒もかかるのに、いちいちストッパーを外して毛を掴み、20秒待って毛を抜いてまたストッパーを外して...と繰り返すので、ものすごく使用感が悪いものでした。それなりに効果はあるものの、使い続けるとすぐに指が痛くなるのに閉口し、説明書を読んでみると、広範囲のムダ毛には毛抜きをパッドに切り替えて使うこともできるとのこと。
ジェルパッドを貼って1分ほど待ち、付属のシートでムダ毛を抜き去るというスタイルでしたが、こちらはほぼ全く効果なし...。
当然、この脱毛器はすぐにお蔵入りしてしまいました。
色気付いたばかりの頃の若気の至りとはいえ、同じお金をかけるなら脱毛エステの体験にでも行けばよかったと後悔しています。
いまだに脱毛器には惹かれてしまいますが、どれもかなり値が張るなあという印象です。
まあ脱毛器に関しては高ければいいものという種類の製品ではないのでしょうが、安物買いの銭失いということも確かにあることだけはわかりました。
皆さんも安すぎる脱毛器には注意してほしいと思います。